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自分を探せる仕事情報誌「サリダ」に
渡辺久美子会員が掲載されましたので紹介します。


お仕事 ZOOMUP
今週のお仕事 行政書士

法律事務職として夢を叶えるお手伝いをするクリエイティブな仕事


ワタナベ行政手続総合事務所
渡部 久美子さん
システムエンジニアを経て、行政書士補助者として勤務。
3年前から行政書士に。18年の歴史を誇るワタナベ行政手続総合事務所を父親から引継ぎ、
許認可申請を中心に業務を行っている。


もともとはシステムエンジニアで、経営コンサルタントに関わるシステム開発をしていました。
国家試験に受かり、行政書士になったのは、3年前。父親が急逝したため、事務所を急遽
継ぐことになったからです。
システムエンジニアと行政書士は、まったく畑違いに感じるかもしれませんが、意外と共通点
があるんですよ。行政書士は、顧客の事業や経営を法律面からサポートするコンサルタント。
ユーザーの立場に立ち、いろいろな要素を分析、検討する・・・エンジニア時代のコンサルタント
の経験が生かせていると思います。
 
*仕事は行政手続きから市民の権利擁護まで
 
行政書士とは、簡単にいうと”行政の手続きの専門家”のこと。官公庁に提出する書類をはじめ、
売買契約書や商業帳簿などの権利義務、事実証明に関する書類を作成するのが主な仕事です。
会社設立や許認可申請、帰化、永住などの外国人の入管関係、自動車登録、戸籍関係・・・・・。
取り扱える手続きはなんと数千種類!交通事故で内容証明や示談書を作成するのも行政書士の
仕事です。私の事務所では、会社設立や建設業などの許認可申請が一番多いのですが、まさに、
法律の数だけ仕事があるといえます。
行政書士になって痛感しているのが、この仕事は資格を取っただけでは全く使い物にならないとい
うこと。経験豊かな顧客の良き相談相手になるには、ベテランの先生について勉強するのはもとよ
り、膨大な資料や専門書を読み込み、知識を深め、経験を積んでいくことがとても重要です。情報
収集のために最近ハマっているのが、インターネットのメーリングリスト。同業者と情報交換をする
のは勉強にもなるし、ほどよい息抜きにもなるんです。税理士や司法書士など、他士業の意見を
聞くことができるのも貴重です。
 
*”街の法律家”兼生活アドバイザー
 
書類を作るのが仕事といいながらも、単に文字を穴埋めするのではありません。最も大変なのは
法律要件の検討作業です。たとえば、ある顧客が「建設業を始めたい」と相談にきたら、その事業
のためにどんな許可が必要なのか、どんな要件を備えなければいけないかなどを検討します。
必要な書類は、個々の案件によってまったく違うし、ミスがあったら許可がおりないのですから、
見極めが肝心。ひとつの許認可を取るのに、3ヶ月も準備期間が必要な場合もあるんですよ。顧客
は細かな法律をほとんど知りませんから、わかりやすいように説明したり、相談に応じるのも大事な
業務です。また、個人のお客様からは、お墓に関する相談や相続、国際結婚の相談などもあります。
私の仕事は、生活アドバイザーみたいなものですね。この仕事をしていて良かったと思うのは、
会社員をしていたら絶対出会えなかっただろう方々と出会えることです。顧客には、中小企業の社長
さんが多いのですが、珍しい動物を輸入したいとか、新しいビジネスにチャレンジしたいとか、夢と情
熱があふれている方ばかり。そんな方々の夢を叶えるお手伝いができることが、この仕事の最大の
魅力であり、誇りだと思っています。
 
★依頼が許認可要件に該当するかを検討するため、資料を確認。宅建業うあ建設業許可など、得意
 分野の場合は、ほとんど資料は必要ないが、難しい案件では専門書などをチェックするとか。
★顧客との打ち合わせは、顧客先に出向くこともあれば、事務所で行うこともある。顧客先の顧問
 税理士とも打ち合わせをするなど、職業を超えた横のつながりも大事にしている。
★書類はパソコンで作成。作成中の注意点は、文字を文字と思って打たないこと。内容を洞察しなが
 ら、最終的なチェックをしていく。
 
ZOOM UP DATA
 
☆ある1日のスケジュール☆
実務労働時間14時間
 午前中の打ち合わせは、顧客先に赴くか、電話で行う。午後は、許認可申請手続きのため、官公庁
 へ。足を運んだついでに、官公庁にある顧客の過去資料を、調査のために閲覧する。夕方以降は、
 会社帰りの個人客などと、事務所で打ち合わせ。打ち合わせ、調査、検討がすべて終了してから、
 書類作成に入るため、業務は深夜に及ぶことが多いという。1日のなかでも数件の仕事を並行して
 行う。
 
☆行政書士の必須アイテム☆
シュレッダー
 資料は法定機関保管した後、破棄するが、守秘義務があるため、顧客の名前が入ったものをゴミと
 して外に出すのが厳禁。破棄資料や間違えて出力したものを捨てるの時は、必ずシュレッダーで
 細かく切ってから捨てる。関係書類が膨大なため、まとめてかけるのではなく、気づいた時に細めに
 かけるのがポイント。
 
☆スキルアップアイテム☆
研修会資料
 行政書士は、資格を取っただけでは仕事ができない。交通事故業務や国際行政書士、建設業法実
 務など、業種ごとにベテランの先生が開く研修会に参加し、専門的な勉強をすることが必須だ。
 渡部さんも、月に数回は、このような研修会に出席。資料を読み込み、積極的に質問をすることを心
 がけているとか。
 
☆この職種に必要な能力☆
法律知識35% 洞察力25% 文章力25% 交渉力15%
 法律知識はもちろんのこと、依頼内容を多方面から分析・検討する洞察力が、とても重要視される。
 正確、かつ説得力のある書類を作成するために、交渉力や文章力も大切な能力だ。