IGLA
国際行政書士協会
HOME 改正行政書士法 研修会のお知らせ ワン・ストップ・サービス
IGLAの概要 メンバーのリンク 暮しと事業の何でも相談 ワン・ストップ・サービス相談員
メンバーの報道 メンバーの論文等 お問い合わせ


行政書士制度強調月間 放送内容
 
著作権上,権利者に無断で複製を禁じます。 山内常男
ゲスト出演の放送内容の抜粋を紹介します。
北山  調布FM、ラベンダー・クルーズ。まもなく時刻は6時10分になろうとしております。10月が行政書士月間ということもありまして、本日は何と東京都行政書士会の理事で広報部部長の山内常男さんをゲストにお招きしております。よろしくお願い致します。
山内  はい、よろしくお願い致します。
北山  本当に私もぴしっとしないといけないなという、おしゃれなネクタイをきっちり締められたダンディーな男性の方をお迎えしているわけですが、まず、ウォーミングアップも兼ねて山内さんの自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
山内  はい。・・・私は宮城県の生まれで、32年に18歳の時に東京に出てきました。仕事を30ぐらい変えて、39歳でやっと独立できました。
北山  そのあとは、この行政書士の道一筋と。
山内  今は、23年目になります。
北山  ずっと勉強していらっしゃって、けっこう早い時から行政書士一筋でお始めになっていたのかと思いましたら、かなり波乱万丈ありという。
山内  小さい時から自分でやりたい仕事を考えていました。文を作ったり、何かものを作るのが好きだったのです。それで、前から「30代で独立したい」という夢があったもので、39歳の時にこの仕事に何とか。その時の試験のやり方は、東京とか埼玉とか神奈川とか千葉で別々の日に試験があったのです。今は統一した試験ですので、1人で何ヵ所も掛け持ちして試験を受けられないのですが、前はいくらでも・・・。
北山  あちこちで。
山内  そう。どこか1ヵ所が受かればいいということです。それで、合格したその年にすぐ開業しました。
北山  今、オープニングの前の曲を聞きながら資料をちょっと拝見しておりましたら、「好きを仕事にする本」というご本でも、行政書士というお仕事は、特に今は女性の方に大変人気があるということです。この行政書士を目指していらっしゃる方はもちろんご存知だと思うのですが、一般の皆さんに分かりやすいように説明していただくとすると、どういったお仕事というふうにご紹介すればよろしいでしょうか。
山内  申し上げますと、官公庁に出す書類の作成とか、役所には出さないですが、権利義務に関する書類、つまり契約書とか相続手続きの問題を主にやっています。今年の7月1日には代理権が付与されました。
 ですから、例えば申請書にお客様から「判子」をもらわなくても、自分たちが代理人として押印した書類で申請できるとか、または契約締結を代理人として行なう代理権をいただいたものですから、弁護士法に抵触しないようないろんな法律文書の作成もできるという形で、今まで以上に契約の比重が多くなったので、女性にちょうどぴったりの仕事になってきたわけです。それで女性の方の人気が・・・。
北山  同じ「書士」という名前が付いているものですから、私なんかも司法書士と行政書士をつい混同してしまうのですが、相続とか、例えばマンションの賃貸などの契約といったような、より身近な契約といったご相談をどんどんお願いしても大丈夫と。
山内  大丈夫です。私たちができなかった場合は別な書士の方をご紹介するとか、司法書士に抵触する仕事をいただいたときには知り合いの司法書士の方をご紹介して、お客様のご要望にこたえると。
北山  先程「ちょっと内緒話なんですけど」という感じで、特に相続に関するご相談などは、えてして弁護士の方にお願いするより、行政書士の方のほうが料金的にも比較的安心してお願いできるというお話もあったので・・・。
山内  そうですね。
北山  で、まず行政書士の方にお聞きして、「これはちょっと複雑ですよ」というときには弁護士の先生というような・・・。
山内  ええ、そう思います。私たちの手に負えない、ややこしいのもあるのです。相続の手続をすることによって新たな紛争が発生するようなのは、やはり・・・。
北山  やはり法律のほうになってくると弁護士の先生ということですね。
山内  弁護士さんがいいと思います。
北山  こういった行政書士制度強調月間ということもありまして、特に10月1日から4日には都庁で無料の相談会も開かれたようですが、そちらの反響はいかがだったのでしょうか。
山内  反響はかなり多くて、1日から4日間で全部で169件の相談件数があったのです。110番というかたちで電話も75件受けました。また対面の相談が94件です。都庁の1階の臨時窓口でさせてもらったのですが、内容はなかなか良かったと思います。
北山  私も、例えば会社とかを作ったときの登記とか、そういうことになったらお願いするのかと思っていましたら、それこそ、マンションの騒音などの近隣のちょっとしたこととか、あるいは契約書のこととか、意外と身近な日常生活のレベルのことでご相談に伺えるのですね。
山内  そうです。年々その比重が高まっています。今おっしゃったカテゴリーを全部合計すると39.1パーセントになるのです。ですから、相談の中身のうち3割以上が相続とか契約問題とか身近な法律問題から出てくるものですから、女性の方にとっても仕事がやりやすいのではないかと思います。
北山  目指す女性の方にもね。そうですね。
山内  はい、そうです。
北山  では、本当に目指す女性の方で「資格を取ったけれども、女性だから、そのあとはどうかしら」と思っていらっしゃる方も、そのままお勉強を一生懸命続けていただいて結構ですし、また裁判所に行くほどではないけれども、ちょっとプロのお知恵が欲しいという方は、どんどん相談に伺っていただける・・・。
山内  そうです。男性もそうですけれども、特に女性の場合、すごく頑張っている方は法律事務所で職員としてお勤めしていて行政書士の資格を取って、今度はそのお世話になった弁護士の先生と同じフロアで、お互いに助け合いながらやっていくといったケースも随分あります。
北山  本当にキャリアを目指していて、スペシャリストになりたいという方には、なかなか魅力的なお仕事だと思います。
 それでは、ここで1曲また送らせていただきたいと思います。山内さんからのリクエストのナンバー、最初の曲は坂本九さんの「上を向いて歩こう」ということですが、これは何か思い入れがある曲ですか?
山内  やはり東京に出る前の高校の時にも耳にしていますので、東京に出た時には、そういった歌を歌うと嫌な気分が紛れました。涙を流さなくて済むじゃないですか。歌に励まされて元気付けられました。温かみがある歌だったし、今でもいいですね。
北山  では、若い時から現在に至るまで、ちょっとブルーになったときには、この曲で元気をもらうというナンバーですね。
山内  そうです。
北山  そういう方もたくさんいるかもしれません。それではお送りしましょう。坂本九で「上を向いて歩こう」。
 ( 音 楽 )
北山  本日のゲストコーナーには、東京都行政書士会理事広報部部長の山内常男さんをお迎えしています。今も坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」の曲を聞きながら、山内さんご自身も「けっこういろいろと寄り道をしたけれども、やりたいと思った行政書士の仕事を選んで、今は充実していますよ」ということでした。例えば今はOLをしているとか主婦をしている女性の方で、「これからやりたいから目指しても平気かしら」という方には、「いつでも寄り道は全然OKですよ」というお言葉をいただいたわけですが・・・。
山内  そう思います。男性の方でも、自分の一番好きなことを職業にするのが一番いいものですから、回り道をしても結構ですので、自分の好きな仕事をやるのを生きがいに感じて頑張ってもらえば、いつかはものになると・・・。
北山  そうですね。その一方で、「今は不況で、資格がないと不安だから、とりあえずやっておくか」ということで取るのは、ちょっとお勧めしないということですよね。
山内  そうですね。どうしてもそういう仕事が好きならいいですけれども、ものすごく優秀な方は、好きでもないのに勉強しなくても取れる場合があります。やはり、なりたいものを何とか苦労して取った人のほうが、その資格を宝物みたいに大事にします。
北山  本当にやりたいという気持ちがあったら、「私なんかどうかしら」と思う方こそ、ぜひ目指して頑張ってほしい。
山内  そう思います。
北山  そんな行政書士のお仕事で毎日大変お忙しくしていらっしゃるとは思うのですけれども、そんな中でも「この仕事をしていて、これは心に残ったな」というエピソードが何かあったら、この機会にご紹介いただけますでしょうか。
山内  いいと思ったのは、7年前に自分の息子が「父の仕事を継ぐ」と言って、今はもう仕事を手伝っているのです。ですから、「おやじの仕事が魅力があることを子供に分かってもらったこと」が一番うれかったです。
北山  そうですね。一番そばにいて仕事ぶりを見ているお子さんに「お父さんみたいになりたい」と言ってもらえるのは何よりの励みで、誇りにもなりますね。
山内  普通なら「おやじみたいになりたくない。親のやっている仕事は絶対に継がない」と言うのです。(笑)・・・そういう世の中だけれども、息子が魅力ある仕事だと受け取ったというのは、私としては嬉しいです。
北山  でも、本当に人のためになる仕事で、ご苦労があっても、やったあとに喜んでいただける仕事ですものね。
山内  確かにそう思います。
北山  そういった息子さんにも認めていただけている行政書士のお仕事ですが、日常の業務の中で「個人的には、特にこんなところに気を付けています。心掛けています。」ということがありましたら、ご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
山内  はい。私たちに一番大事なのは、相手の立場になり過ぎると文書違反を犯す可能性があることです。つまり、お客様が真実を話さないで作って申請して、「これは文書違反だ。虚偽申請だ」と言われるケースです。特に在留外国人や国際結婚などであるのです。
 お客さんは情報・本当のことをあまり言わないで、都合のいいことを言う。それで、やって真性したら「この書類は、こことここがおかしい。」・・・1字や2字間違っただけで虚偽申請になってしまうのです。
北山  随分シビアに。
山内  そうですね。
北山  難しい事件もありますから、いろいろ・・・。
山内  ありますからね。
北山  もちろんお客様のためを一番に考えてはいますけれども、そういったこともあって冷静に・・・。結果的に書類が通らなくて突っ張ねられてしまうと、一番ご迷惑が掛かるわけですから、ある意味で、少しシビアにご質問したりとか、いろいろな資料をそろえていただいたりということもあると。
山内  そうです。許認可の場合は、私たちはお客さんに「とにかく真実を話してください。」というかたちで聞き取りをするのです。気を付けないといけない場合があります。前科を聞くときがありますが、それを「前科はありますか?」と言ったら怒られてしまいますので、違った言葉でお客さんから聞くと・・・。
北山  そうですね。決してお客様の足元をすくうためではなくて、結果的に書類が認可されて、お客様のためになるために、たまには嫌なことも聞かないといけないときが・・・。
山内  ありますね。
北山  そのへんが・・・。
山内  特に風俗営業の場合は、警察のほうでは書類を持っていったときに生年月日と名前だけですぐに前科照合をやったりしますから、すぐ分かってしまうのです。「うそ」を言っても分かりますから、最初から・・・。
北山  そうですね。真実を言っていただけると。でも、その信頼関係というところでは、社会経験をいろいろ積んだことが、資格を取ったあとにも逆に助けになるかもしれませんね。
山内  確かにそう思います。
北山  そういった辺り、お仕事は大変ご苦労も多いと思うのですけれども、やはりやりがいというと、息子さんに認めていただけるのもそうですが、いろいろあっても、やはり・・・。
山内  そうですね。やりがいは、やはり自分の好きなことで生活できて、自分の家族も養えることです。今度、その余力で自分の所属する団体のお手伝いもできるということは、ボランティア活動と考えても、やりがいがある仕事だと思います。
北山  本当にやりがいがある、生きがいになるという仕事が中にはあるのでしょうけれども、なかなか数が少ないですから、そういうものを求めている方には本当に心からぜひお勧めできる。
山内  そうですね。これからは、ぜひとも若い方にこういった法律関係の仕事に参入してもらいたいと思います。将来は私たちが裁判外紛争処理をすることもできるようになると思うのです。・・・いろんな事情でどうしても弁護士になれなかった方もいらっしゃいます。そういった方は行政書士になられて大いに頑張ってもらえれば、市民のいろんな相談が受けられますし、市民の方にとってもプラスになるのではないかと思います。
北山  そうですね。特に世話好きで、「近所の皆さんのご相談とかをよく聞いちゃうのよ」なんて方は、ぜひこういった資格取られて、また裏打ちがあるかたちでお仕事をなさるのも一つですし、より多くの方に・・・。自分には縁がない資格だということではなくて、もちろんご相談にも行っていただきたいですし、「やってみようかな」という方はどんどん気軽に挑戦してほしい。
山内  そうですね。今ちょうど消費者問題で、いろいろなトラブルが起きます。
北山  そうですね。
山内  いろいろなものをだまされて買ったり、今はネット通販でいろいろ購入して・・・。
北山  パソコンのインターネットで。
山内  ですから、いろいろな契約とか何かを購入するときには、私たちに一言ご相談していただければ、あとあと大丈夫なような書類を作って差し上げたいと思います。
北山  そうですね。
山内  いろんなトラブルを予防するために私たち行政書士があるのですから。
北山  そうですね。火種が起こってしまったら、それこそ警察だったり弁護士の先生にお願いしなければいけないこともありますけれども、まずトラブルになる前にプロの意見を・・。
山内  そうです。それを私たちは「予防法務」と言います。予防法務が私たちの仕事です。そのあと、事件が起きてからのは、もう弁護士とか司法書士の業務になってしまうと思います。ですから・・・予防が大事です。
北山  本当に健康もそうですけれども、法律関係とか経済関係も予防が大事と。
山内  個人のセキュリティーと企業のセキュリティーがあります。それと同じです。家庭の防犯と企業のセキュリティーがありますが、これを別なかたちに置き換えれば、私たちはその個人や会社の法律的な顧問になれます。顧問を抱えているというかたちでとらえてもらうといいと思います。
北山  ありがとうございます。それでは、引き続きのお話はCMを挟んでお送りします。
 ( C M )
北山  今月10月が行政書士制度強調月間ということもありまして、本日は東京都行政書士会理事広報部部長の山内常男さんをお迎えしています。今、CMの間にも「オンリーワンを目指しているんですよ」なんていうお言葉があったのですけれども。
山内  そうですね。ナンバーワンではなくてオンリーワンで十分なのです。私は、とげぬき地蔵の商店街に事務所があるのですが、あそこの160ものお店は全部、巣鴨名物とか何とかというオンリー商品があるのです。
北山  この店にしかないという品物がたくさん・・・。
山内  そう。何とかせんべいとか、みんな「巣鴨名物」と付いて何とかと。食べ物以外でも、モンスラがあったり、足袋があったり、傘があったり、その専門の店があるのです。私たち行政書士も、そんなふうに得意な分野をオンリー商品というかたちでアピールしていかないと。何でもできるということは何もできないのと同じです。
北山  そうですね。
山内  ですから、「これだけの品物の中で、これだけはお客様にサービスできる」というオンリー商品を作っていかなければならない。
北山  では、この資格を目指す方は器用に広げてしまうのではなくて、「これだけは」という専門をぜひ目指していただきたいということですね。
山内  そうです。そうしていかないと、自分が一番弱いです。ただ窓口が広くても、何か専門の分野がないと、よその方に紹介したりしなければなりません。ある専門についてオンリーワンになれば、周りの方が認めてくれます。
北山  そうですね。そんなオンリーワンを目指していらっしゃる山内さんですが、今後、更に何か温めている夢とか、そういったものがあったらご披露いただいてもいいですか。
山内  はい。やはりこれから行政書士会として、今、広報誌を毎月1回発行しています。東京都行政書士会の広報誌があるのですが、これは今、ある2ヵ所のお店で販売しておりますけれども、やはり「対外広報誌」を大きな書店で販売したいという気持ちがあります。
北山  より一般の方の目に留まるように。
山内  そうですね。行政書士というのは、こういった仕事をやっているとか、こういうときには行政書士会に相談すれば答えが出るというのを一般の方にも分かっていただければ・・・。
北山  トラブルを未然に防げるということですよね。
山内  そうです。それが一番あります。自分個人の目標よりも、やはり行政書士会にもっと発展してもらいたいという気持ちが強いです。
北山  ありがとうございます。それでは、本当にあっという間に時間が過ぎてしまったのですが、最後にラジオの前のリスナーの皆さんに一言お願いできますでしょうか。
山内  いつも思うのですが、さっき話したように自分の好きなことを仕事にするのが一番大事だと思うのです。嫌々ながらやってしまったのでは迫力がありません。好きな仕事をやれば、もし何か失敗しても分かるのではないか。もし失敗しても、「ああいうことがあったから失敗した」と分かります。最後に、自己責任の時代ですから、いつも自分で自己決定権を持っていて、失敗しても他人のせいにしないというかたちをもっと持ってもらわないと良くならない。そんな感じがします。
北山  今日は行政書士のお話でお越しいただいたのですが、本当にすべての仕事とか生活の中に生かされることですよね。自分のことは自分でちゃんと責任を持って、ちゃんと反省もして。
山内  そうです。
北山  どうもありがとうございました。さて、お別れのリクエストの曲です。今度はRe:Japanで「明日があるさ」ということですが、今回こちらを選んでいただきましたのは?
山内  去年の4月17日に22周年記念の講演と懇親パーティーがありまして、その最後に全員で「明日があるさ」を大合唱させてもらったのです。
北山  けっこう大勢集まられたのですか。
山内  260人。・・・・
北山  その皆さんで大合唱を。
山内  それで、この歌の中には私たちに関係のある節があるのです。「会社を辞めた人もいる。会社を興した人もいる」というのです。私たちは会社を興したい人を支援する立場にあるではないですか。・・・私たち行政書士は、会社を創業する方をサポートしていきたいという気持ちがあるもので、自分の仕事にぴったり合った歌だと感じました。
北山  ありがとうございました。今日はお話をお聞きして、行政書士の仕事がすごく身近になったような気がします。本当に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
山内  ありがとうございました。
北山  それでは、お別れのリクエスト曲です。Re:Japanで「明日があるさ」。
 ( 音 楽 )